東京から連れ戻された我が妹は、容姿は抜群だが性格、人間性が残念だ。ただ1人の女の子で末っ子だということから親が甘やかし、手をかけ過ぎた。結果、1人では何もできないくせにプライドばかり高く、就職活動もうまくいかなかったのに、アルバイトのようなことを続けながら親の仕送りで東京生活を続けていた。こちらに戻ってからも田舎は嫌だと家に引きこもり、家業の手伝いもろくにしないのでほとほと手を焼いていた。

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現在、実家のリフォームを検討中なのだが、父親が太陽光発電の導入を検討している。暇をしている娘を連れ出しメーカーに商品を見に行こうと声をかけたが、妹は気乗りしない様子で、ソーラーパネルの色って選べるのかと、家族が誰も思っていなかった質問をしてきた。ソーラーパネルや太陽光発電というものは、オシャレや流行りでするものじゃない。携帯の色を選ぶような感覚で話すので、父親は呆れて、母だけを連れて出かけて行った。

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両親が出かけた後、なんとなくリビングでテレビを観ていたのだが、そばにいた妹が突然、つぶやくように話し始めた。ソーラーパネルの広告の仕事をしていたこと。資源を浪費せず廃棄物も出さず、空気も汚さない、サステナビリティな発電方法として、妹が考えたキャッチフレーズが採用されたこと。でもそれ以上のチャンスには恵まれず、そのプロジェクトに入れてもらえなかったことなどだ。最後の方は少し涙目になっていた妹は、私たちの知らないところで、それなりの苦労や挫折を経験してきていた。

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その日を機に吹っ切れたように元気を取り戻した妹は、実家のリフォームに積極的に参加。ソーラーパネルの導入にも貢献し、親を喜ばせるようになった。